キャラクター・設定一覧(原文:FELLSWAP COMIC SETTING)
FSGのメインキャラクターそれぞれの詳細設定、エンカウントモンスター、地底世界のコンセプトアートがまとめられた投稿の日本語訳です。
原文リンクはこちら(英語版タンブラーより)
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主人公(キャラ/Chara)
- アイテムを入れるためのスクールバッグを背負っている
- カッターナイフを持っていて、腕には絆創膏がたくさん貼られている
- 幸せな理由でここにいるわけではない
テム/Tem(モンスターキッド/Monster kid)
「ヨイ!」
- アイテム欄のうち一つを占めている
モンスターキッド/Monster kid & ヒューマンキッド/Human kid(フリスク/Frisk)
- 王様と女王様の養子
- しかし、何かが起こったらしい
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アズゴア/Asgore
(いせきの管理人)
- 正気を失っている 現実と幻想の区別がつかない
- モンスターの塵が入ったパイを作る
- 「君は我が子に似ている」と言い、あなたをここに引き留めようとする
- 扉の向こうの”架空の友達”とよく話している(独り言を言う)
- 悪い山羊パパというわけではない
彼の日記
(※イラスト右下の本。「いい日だ」と書かれている以外は、ぐしゃぐしゃに書きなぐられた跡があるのみ)
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スケルトン兄弟は2018年にデザインがリニューアルされた際の投稿やツイッター等でも別途情報が出ていますが、そちらについては別記事にてまとめています。以下のリンクから日本語訳記事に飛べます。
2018年ver.スケルトン兄弟公表時の投稿(原文:New setting of Fellswap skelebros)
サンズ/Sans
※AUサンズを区別するための愛称は「ワイン/Wine」。
- パピルスの兄でロイヤルガード長官。(本家undertaleのサンズに比べて)より年上で、疲れている
- 左目は見えておらず、攻撃時に星のマークが浮かび上がるばかりである
- 家族、女王、部下と良い関係を築いている政治屋
- 密かに服作りに興味を持っている
- 友人には親切に接してくれるだろうが、敵に対しては非常に残虐になるだろう
- 単眼のガスターブラスター
※皿に盛られているのはファルファーレという蝶ネクタイ型のパスタ
※旧デザインのFSGサンズの設定に「軽い性同一性障害」とありましたが、現在のFSGサンズであるワインにこの設定は引き継がれていないとのことです。
パピルス/Papyrus
※AUパピルスを区別するための愛称は「コーヒー/Coffee」。
- 兄から非常に過保護にされている弟
- 犬用の矯正器具をつけている
- 軽い自閉症。筆談とかろうじての会話でコミュニケーションをとる。歳の割に静かで大人びている
- ノートにおかしな落書きをしてあなたに残す 服の文字は気分によって変わる
- ファミコンが大の得意。悩めるスーパーヒーローの漫画が好き
- あなたは決してあのブラックリストに載りたいとは思わないだろう。
- ブラックアタック(※undertaleでいうところのブルーアタックの立ち位置。ここではソウルが操作画面の下に落ちるのではなく上側にくっつく)
- ガスターブラスターは多頭(二つの頭が結合したような形)
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アンダイン/Undyne
- 王国科学者のトップ
- 弱いモンスターを半サイボーグに改造し完璧にすることに取り憑かれている
- スーパーヒーローコミックの熱狂的なファン。お気に入りは「Cat Meow」
- テルミン(電子楽器の一種)を演奏できる
- 助けが必要な時でさえも他者を突き放してしまう
- 左目は弱視
「近眼なの?心配ご無用!」「レーザーが出る目に改造するってのはどうかな?」
「不死身にはなりたくないかい?」「自分のソウルが機械と合体するなんてカッコいいと思わない?」
アルフィー/Alphys
- ロイヤルガード副官(真面目に働いているのは彼女だけ)
- 馬鹿力。うっかり物を壊してしまう
- 表向きは冷淡だが実は感情的
- 機械的に仕事をこなす(恥ずかしがり屋なのでマスクをつけている)
- エレキギターが弾ける
※公式日本語版では「中佐」と訳されていますが役割的には同じです。
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ナプスタトン/Napstaton(ナプスタブルーク/Napstablook)
- 市民統一のために作られた(役には立てていない)
- ジャズ風のエレクトロミュージック(エレクトロスウィング/グリッチスウィング)
- 表向きは傲慢に振る舞うが、中身は劣等感にまみれている
- 何をするかはネット投票で決める
- 彼のものではない何かを取り入れた
「スタイリッシュに破壊しようぜ、BABY!」
(アンチから手紙が来たとき)「もうヤダこんな人生…」
ナプスタトン「アンダイン、またこのザマかよ!」
アンダイン「えっ!ジェット機みたいな翼が欲しいって?」
ナプスタトン「言ってねえ」
- サングラスの下には目が4つある。下の2つは閉じている
- 傍らにいる小さなマスコットはサイドキック・ロボット(デザインは@AYUNCHI様)
ハプスタブルーク/Hapstablook(メタトン/Mettaton)
- 人間嫌いで皮肉屋だが悪いゴーストではない
- クラシックのソナタと演劇が好き
- 小さな野外劇場を経営している(しかし時々細くて背の高い男性が見に来るだけ)
- アコーディオンが弾ける
- ロンドン訛りの英語を話す
- たとえその人に見捨てられたのだとしても、彼は誰かが家に帰ってくるのを待ち続けている
「最近の曲はゴミだわ!いせきのがよっぽどマシ!」
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トリエル/Toriel
- 独裁的な法律と政権で地底世界を支配する女王
- 国民や自分の息子からの意見を聞くのに疲れ果てている
- 盲目である
- 精神的にかなり参っているかもしれない
アズリエル/Asriel
- スノーフルで出会うモンスターの子ども
- 思春期でグレてる(反社会的サイコパスと呼ぶべきかもしれない)
- 生意気坊主。父親には会ったことがない
- 最後の最後で、あなたはこの最も厄介な問題児と相対することになる
「ごきげんよう!」
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グリルビー/Grillby
- ホットランドの武器商人
- あまり喋らない
- 彼にマフェットの手作りドーナツを渡しましょう
マフェット/Muffet
- スノーフルでビュッフェを経営している
- ファーストフードと缶ジュースを売っている
- 手作りドーナツは1個9999G
- 「アフフフ!」
フラウィー/Flowey
- 抜け目のない商売人
- 特別なアイテムを売っている
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サブキャラクター
※エンカウントモンスター、もとい、アンダインの犠牲者の会です。
※記載されているキャラクター名を上から順に列挙しています。
- アイロンキャップ/Iron Cap
元キャラクター:ヒョー坊/Ice cap
「外してくれ!」
- デッドリージェリー/Deadly Jerry
元キャラクター:ジェリー/Jerry
「慣れなよ…」
- トゥルスロット/Tulsrot
元キャラクター:ギフトロット/Gyftrot
「お…重い…」
- レーザーフレーク/Lazerflake
「王国に…仕えよ…」
- アーロンドゥーム/Aaron Doom
元キャラクター:アーロン/Aaron
「かつての筋肉を取り戻したい!」
- ヤンデレヘリコプター/Yandere Helicopter
「センパイは私のもの!」
- ラジウムウォッシュア/Radium Wusha
元キャラクター:ウォッシュア/Wusha
- ウルトラシャイレーン/Ultra Shyren
元キャラクター:シャイレーン/Shyren
- オニオンマックス/Onion Max
元キャラクター:オニオンさん/Onionsan
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※スノーフルについて
エコーフラワー
- 市民を監視するために植えられた花
- 全て録音し、最後に聞いた音を再生し続ける
お店(Shop)と宿屋(Inn)
※swapされているため店主が入れ替わっています
デモ活動をしているモンスター
『ロイヤルガードが問題だ!』
渡し守さんの電車
「乗っていきませんか?この電車に」
Muffet's(マフェットの店)
クマのモンスター
「ここらじゃもう長いこと雪が降ってるってのに、女王様はまだ戦争は続いているって言うんだ。
こんな戦争は…そうだな…”冷戦”って呼ぶべきだと俺は思うね!」
店の張り紙
『ふざけんなロイヤルガード!』
『女王なんかくたばっちまえ!』
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Fellswap シーン集
- ウォーターフェル・ダンプ(廃棄された原子力発電所)
- 毒性マネキン/Toxic Dummy
-
エコーフラワー『…王国に仕えよ…』
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ガスター/Gaster
- 性別は女性。王国科学者チーム前リーダー
- 話すことができない。手を使って会話する
- 「淡く、淡く、さらに淡く」
- (※以下、wingdingsの英訳)
WHO CONTROLS THE PAST
CONTROLS THE FUTURE
WHO CONTROLS THE PRESENT
CONTROLS THE PAST
(※以下、その和訳)
- 彼女の追随者(フォロワー)たちも全員女性である
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ゴーナーキッド/Goner kid
「ねえ、こんなこと考えたりしない?ここと全く違う世界が別にあって…」
「…でも自分だけが、たった一人君だけは変わってないの」
「ハハ…怖いよね。」
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READ ME『必ずお読みください』
※ファン活動をするにあたって守るべき大まかな規約が書かれたページです。規約についてより詳細にまとめた記事は別途用意します。
- いつ何時も、全てのAU作品の上にはオリジナルであるUndertaleが存在します。Fellswapについてのいかなる情報も、Undertale原作者様であるToby Fox氏とTemmie Zhang氏にお伝えすることのないようお願いします。
- ここで紹介している設定は全て公式漫画用のものです。各キャラクターの設定や解釈の仕方は個人の自由です。デザインを改変することも可能です。全く問題ありません。
- クレジットをどんな形式で利用しても構いません。(絵/動画/商品など)
- タンブラーでは”FRICKSHAG”というタグはポルノ用タグとして使われていますが、fellswapタグとの併用はやめてください。fellswapタグはPG-13*1です。児童ポルノは禁止です。
- 2018年からスケルトン兄弟の設定が変わりました。公式漫画にはFONTCEST*2の要素は含まれていませんが、二次創作としてFONTCESTを描くのはOKです。カップリングはどんな組み合わせでも、あなたのお好きなように。
FSGについての詳細(原文:MORE DETAILS ABOUT FELLSWAP)
FSGの世界観設定やAU作成の経緯などについてまとめられた投稿「MORE DETAILS ABOUT FELLSWAP」の日本語訳です。
原文リンクはこちら(英語版タンブラーより)
”このfellswapは、undertaleよりも30年早い時代が舞台となっており、fellswapのすべての要素は20世紀のものに由来します。
ストーリーの多くは小説『1984年』*1に基づき、他にもfellswapに使われている色調からもわかる通り、1920~30年代のソビエト連邦や他の多くの第三世界諸国*2の暗黒の歴史をモデルにしています。
ストーリーの流れはundertaleと変わりませんが、ただいくらか暗いものになっています。
undertaleはLGBTのモンスターが躊躇いなくお互いの愛を伝えることができる世界でした。それならば、LGBTのモンスターがお互いの手を握ることを恐れ、本当の気持ちを押さえつけ、思いを伝えれば刑務所に入れられるような世界を――そしてモンスターがバリアの外に出ることを恐れ、不安に駆られて自分達自身を地底に閉じ込めたFELL系AUを描いてみてはどうだろうと考えました。
私がこの物語を書こうと思ったのは、筆者である私が実際にこのAUに似た状況で暮らしているからです。
それに私たちはもう、悪い習慣が根付いたモンスターや単に無礼なモンスターが出てくるFELL系AUはすでにたくさん見てきました。
ですから今回はちょっと趣向を変えて、また違った世界観を味わってみるのはいかがでしょう?”
◆公式リンク一覧
※2021年2月現在、いずれのタンブラー、ツイッター、YouTubeでもFSGに関する新規の情報は発信されていません。原作者様や関係者様へ不用意に問い合わせるのはお控えください。
※公式日本語版タンブラーに掲載されているキャラクターデザインや情報は一部旧バージョンのものが含まれています。現在適応されているキャラクターデザインの資料は英語版にてご覧ください。
【英語版タンブラー】
FELLSWAP-COMIC-STUFF
【日本語版タンブラー】
FELLSWAP-COMIC-STUFF日本語版
【公式ツイッター】
@Fellswap_Gold
【原作者様ツイッター】
@AllHailJotman_
【ストーリートレイラーPV(YouTube)】
はじめに
このブログで扱う『fellswap-gold(以下FSG)』は、『underfell』と『underswap』の要素を組み合わせるアイデアをベースにJOT氏が独自の世界観設定とデザインで作成したundertale AUです。
同じく『underfell』と『underswap』のミックスAUに該当する作品は、FSG以外にも『swapfell-○○』『fellswap-○○』などの名前で他のクリエイターによって数多く作成されており、その内容も多様であるため、混同されないよう差別化される必要があります。本ブログではその全てを取り上げることはできませんが、日本のAUファンダムにおいて特に有名な『swapfell(原案:KH氏)』と『swapfell-red』については別の記事で少し触れます。
本ブログ作成の経緯
FSGには原作者様と直接関わりのある有志の日本語訳チームによる公式日本語版タンブラーが存在しており、英語が不得意な日本人でもFSGの設定を理解できるよう情報が発信されていました。しかし、タンブラーの不具合が原因で2018年2月頃を最後に更新が停止しています。
2018年同時期にFSGのスケルトン兄弟とガスターの設定・キャラクターデザインが変更されたことに伴い、後日英語版タンブラーにて該当キャラクターの設定資料の差し替えが行われましたが、この時点で日本語版タンブラーの更新は不可能な状態になっており、こちらの設定資料は旧バージョンのままとなっています。
これらの事情を把握していない状態で日本語版タンブラーのみから情報を得た場合、FSGの設定の一部を誤解したまま情報発信や創作活動が行われる恐れがあると判断しました。
また、英語版の設定資料を読んでいくうちに、日本語版タンブラーに記載されていた表現とニュアンスが異なる箇所や省略されている文章が存在することに気づきました。
そのような部分を補填しつつ、英語版から得られた情報をできるだけ自然な日本語に落とし込んで自分なりにまとめたものを作ろうと考え、このブログを開設するに至りました。
しかし、私の日本語訳も素人同然のものであり、あくまで趣味で作成した非公式の翻訳まとめブログであることをご留意頂いたうえで参考程度に見ていただければと思います。英語がある程度理解できる方は是非英語版の方と照らし合わせながらお読みください。
できるだけ多くのFSGファンの方、またこれからFSGに触れようとしている方に、本ブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
追加情報や要加筆・修正箇所、リンク切れ、問題点などございましたら管理人までお問い合わせください。
Twitter: @under_bone12
mail: under.fishbone@gmail.com
【更新】
2022/3/6 記事作成後、ブログ公開